スウェーデン生まれのモーラナイフは、本格的なアウトドアナイフで高コスパ。
初アウトドアナイフにモーラナイフって向いてる?
2000円台から買えるモデルもあって入門にぴったりですよ!
そこで本記事では、モーラナイフの選び方とおすすめ5モデルを紹介します。
ユーザーの口コミやよくある質問もまとめたので参考にしてください。
モーラナイフの魅力と選び方のポイント
モーラナイフの魅力と選び方をまとめました。
低価格で買える本格的なアウトドアナイフ
本格的なアウトドアナイフを製造するスウェーデンの定番ブランド、モーラナイフ。
手が届きやすいラインナップもあり、アウトドアで使えるナイフが欲しい初心者にうってつけ。
多少手荒に使っても気にならない価格で、キズや汚れが付きやすいアウトドアに向いています。
複数本をシーンに合わせて使い分けるキャンパーも多数います。
刃の材質で選ぶ
モーラナイフの刃の材質は、ステンレスかカーボン。
- ステンレス…サビにくく、メンテナンスが楽
- カーボン…サビやすい。まめなメンテナンスが必要だが、研ぐのがカンタンでよく切れる
切れ味も大事ですが、まずはメンテナンスがどれくらいできるかで選ぶのがおすすめ。
メンテナンスに慣れてからカーボン製に挑戦するとスムーズです。
用途で選ぶ
用途に合わせた刃を選ぶのも大切。
刃厚によって向いている使い方があり、たとえば薄い刃でハードな作業をすると、欠けるなどトラブルが起きがち。
刃厚 | 用途 |
---|---|
薄い(2.0mm) | 料理の皮むきなど細かな作業 |
普通(2.5mm) | 料理〜フェザースティック作り |
厚い(3.2mm) | こじったりバトニングなどハードな作業 |
薄いほど細かな作業がしやすく、分厚くなるとハードな使い方でも安心です。
また、柄を刃が貫通しているフルタング構造はさらに頑丈で、バトニングにぴったり。
機能で選ぶ
マウントが充実しているものや、ファイヤースターターが付属しているモデルもあります。
使用するシーンが増えるので、ほかのギアとの兼ね合いを考えて選ぶのがおすすめ。
「取り外せない」など専用のものより不便な点はあるものの、サブで持っておくと思いのほか重宝します。
多機能のシース単品も販売中。
モーラナイフのおすすめ人気5選
モーラナイフのラインナップからおすすめの5モデルを紹介します。
ファイヤースターター付きで便利「コンパニオンスパーク」
コンパニオンスパークは、柄に収納可能なファイヤースターターが付属。
これなら専用のファイヤースターターを忘れても安心です。
2.5mmとほどよい刃厚で、料理やフェザースティック作りなど細かな作業が快適!
こちらの記事では「コンパニオンスパークのレビュー」を紹介しています。
低価格ながらガッシリとした作り「コンパニオンヘビーデューティー」
3000円しない手頃な価格ながら、ガッシリとした作りのコンパニオンヘビーデューティー。
3.2mmの刃厚で、コンパニオンスパークより手荒な扱いに向いています。
モーラナイフでバトニングにチャレンジするなら、このモデルは要チェック!
モーラナイフ唯一のフルタングモデル「ガーバーグスタンダード」
ガーバーグスタンダードは、モーラナイフのラインナップで唯一のフルタングモデル。
柄の下まで刃が貫通している頑丈な構造で、刃をたたく・こじるなどの負荷に強いです。
モーラナイフの中では値が張りますが、安心して長く使えます。
携帯しやすくてかわいい「エルドリススタンダード」
気軽に携帯できるサイズでかわいいデザインのエルドリススタンダード。
6cmほどの短い刃長ですが、それでもしっかり切れるナイフ。
刃厚が薄いので、果物の皮むきなど料理で活躍します。
レッドのほかにシックな黒やポップなブルーなど、色を選べるのも楽しいですね。
機能たくさんのカーボン製「ブッシュクラフトサバイバル ブラック」
ブッシュクラフトサバイバル ブラックは、たくさんの機能とブラックコーティングされたカーボン製の刃が魅力。
シースにファイヤースターターとダイヤモンドシャープナーが付き、ちょっと必要なときに手元にあると便利です。
カーボン製なのでお手入れは必須ですが、自分のナイフを育てる楽しみがあります。
おすすめ人気のモーラナイフ比較一覧表
製品名 | コンパニオンスパーク![]() | コンパニオンヘビーデューティー![]() | ガーバーグスタンダード![]() | エルドリススタンダード![]() | ブッシュクラフトサバイバル ブラック![]() |
---|---|---|---|---|---|
特徴 | ファイヤースターター付きで便利。刃が薄く、細かい作業にぴったり。 | 低価格ながらガッシリとしたモデル。バトニングにチャンレンジする方におすすめ。 | フルタング構造で頑丈。多少手荒に使っても問題なく、長く使っていくのにぴったり。 | 小ぶりな刃がかわいい携帯性の高いモデル。料理の皮むきなど細かな作業が得意。 | シースにファイヤースターター・シャープナーが付き、刃はカーボン製。お手入れが欠かせませんが、自分のギア感がたまりません。 |
材質 | 柄:ラバー 刃:ステンレススチール | 柄:ラバー 刃:ステンレススチール | 柄:ポリアミド 刃:ステンレススチール | 柄:TPEラバー、ポリプロピレン(中央部) 刃:ステンレススチール | 柄:ラバー 刃:カーボンスチール(ブラックコーティング) |
サイズ | 刃長:約104mm 全長:約238mm 刃厚:約2.5mm | 刃長:約104mm 全長:約224mm 刃厚:約3.2mm | 刃長:約109mm 全長:約229mm 刃厚:約3.2mm | 刃長:約59mm 全長:約143mm 刃厚:約2.0mm | 刃長:約109mm 全長:約232mm 刃厚:約3.2mm |
重量(ナイフのみ) | 約92g | 104g | 約170g | 約80g | 約123g |
モーラナイフの評判・口コミを徹底調査
モーラナイフの口コミをTwitterからピックアップしました。
良い口コミ
これらの良い口コミをまとめると
- よく切れて手が疲れない
- 値段が安くて使いやすい
- シースから抜く動作がスムーズ
「よく切れて手が疲れない」「値段が安くて使いやすい」「シースから抜く動作がスムーズ」と使いやすさとコスパのよさが分かります。
アウトドアのほかに野良仕事や自宅のちょっとした作業で使っている方もいました。
悪い口コミ
これらの悪い口コミをまとめると
- ラバー製の柄がベタベタする
- カーボンだと手入れが面倒
- 買ったままだと切れ味が悪いことがある
モーラナイフには柄がラバー製のものが多く、加水分解でベタベタした手触りになることも。
アルコールで拭くと多少マシになりますが、ガーバーグなど柄がラバー製でないものを選ぶのもアリ。
カーボン製はサビやすいので、心配ならステンレス製のモーラナイフをおすすめします。
買ったままでもよく切れたというコメントがある一方、切れ味が悪かったという方もいました。
個体差があるようですが、研げば切れるようになるので大丈夫。
このような砥石を用意しておくといいですね。
モーラナイフのよくある質問(Q&A)
モーラナイフのよくある質問に回答します。
モーラナイフの手入れってどうするの?
手入れには「普段からするもの」「切れなくなったらするもの」があります。
- ヨゴレを落とす(拭く・中性洗剤とお湯で洗う)
- しっかり乾燥させる
- オイルを塗る(ステンレス製のナイフは省いてもよし)
カーボン製のナイフは、使わなくても月1回くらいを目安に手入れするのがおすすめ。
長期保管でなければ、ステンレス製のナイフにはオイルを塗らなくてもOK。
- 砥石を濡らす
- 研ぐ(目の荒い→細かい)
- 水分を拭く
- オイルを塗る
番手が#800〜#1500くらいの砥石があると、ふだんの研ぎに重宝します。
研ぎには経験とノウハウが必要なので、難しそうなら専門の研ぎ屋にお願いするのもアリ。
特に刃が欠けたり、大きく形状を変えたいときに頼りになりますよ。
黒錆加工ってなに?
カーボン製のナイフ表面に黒サビをコーティングして赤サビの発生を抑える加工。
赤サビはどんどん広がりナイフをボロボロにしますが、黒サビは表面の膜となって赤サビの発生を予防します。
- ペットボトルなど背の高い容器
- 紅茶のティーバッグ
- 酢
上記のキッチンにある材料できるので、気軽にチャレンジしてみてください。
- 紅茶を濃く煮出す(300mlのお湯にティーバッグ3つくらい)
- 酢:紅茶=2:8ほどの割合で酢と煮出した紅茶を容器に注ぐ
- 容器にナイフの刃を浸し、2〜3時間ほど放置
- 取り出したナイフを洗い、乾燥させる
- オイルを塗る
背の高い容器は、500mlペットボトルを切って加工するといいです。
黒錆加工で赤サビを完全に防ぐまではいきませんが、予防するだけでもカーボン製ナイフの扱いがラクになります。
黒っぽくなった刃の使い込んでいる感もカッコいい!
モーラナイフのフルタングモデルはどれ?
現在、モーラナイフのフルタングモデルはガーバーグのみ。
刃厚3mm以上のモデルはほかにもありますが、バトニングなどハードな扱いならフルタングが安心ですね。
とはいえ、手頃で刃厚のあるコンパニオンヘビーデューティーなどを試してから、必要ならガーバーグを買ってもOK。
おすすめのカスタムってありますか?
ファイヤースターターをシースにくっつけるカスタムは便利で、忘れ物防止にもなっておすすめ。
ロッドが入る筒を作ってパラコードでシースにくくりつけると使い勝手よしです。
モーラナイフのおすすめまとめ
低価格ながら使い勝手のよいラインナップが多く、初アウトドアナイフにぴったりのモーラナイフ。
どんなものか試すならコンパニオンシリーズがおすすめです。
- 低価格なラインナップが多い
- ステンレス製はメンテナンスしやすい
- カーボン製はサビやすいけど切れ味よし
- 買ったままだと切れ味がわるいことがある
- 手頃なコンパニオンシリーズでもモーラナイフらしい使い心地でおすすめ!
モーラナイフは定番のアウトドアナイフで、使いやすさとコスパが魅力。
お気に入りのモーラナイフでキャンプを快適にしましょう。
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