アウトドアでお湯を沸かすのって結構時間がかかる……
別々に買うのは面倒!バーナーとクッカーのセットってないの?
そんな人におすすめしたいのがジェットボイルです。
バーナーとクッカー一体化のジェットボイルは初めてでも使いやすく、たった2~3分でお湯が沸騰するので待つストレスがありません!
本記事ではジェットボイルの全6種類の選び方とおすすめポイントを紹介します。
ジェットボイルとは?魅力と選び方のポイント
ジェットボイルの魅力と使い方、選び方のポイントを紹介します。
超高速でお湯が沸く!一体型のアウトドア用調理器具
ジェットボイルはアウトドアで手軽に調理を楽しむために開発された、バーナーとクッカーが一体になった調理器具です。
ジェットボイルが特に優れている点は、圧倒的な速さでお湯を沸かせること!
たった2~3分で500mlの水が沸騰するのでそのぶん燃料の消費も抑えられ、省エネで燃料のコスパがいいところが人気です。
ジェットボイルのモデルは全6種類(2021年6月時点)。
ここからはジェットボイルの選び方を紹介します。
容量で選ぶ
容量は一番少ないもので0.8L(1人用)、多いもので1.8L(2~4人用)です。
ジェットボイルはクッカーとバーナーがセットなので、同じジェットボイルでも別モデルのクッカーとバーナーを組み合わせることはできません。
そのため、付属するクッカーの容量を確認して選びましょう。
ソロで使う…0.8L
2~4人で使う…1.8L
火力調整機能で選ぶ
お湯を沸かすだけならずっと強火でいいですが、煮込み料理をするなら弱火やとろ火に調整したいですよね。
サーモレギュレーターが搭載されたモデル(ミニモ、マイクロモ、スモー)は、火力調整機能があるため料理の幅が広がります。
また、一般的なガスバーナーは低温に弱いですが、サーモレギュレーター搭載モデルは-6℃まで火力が安定。
便利な機能ですがその分値段も高いので、お湯を沸かせればよいというのであればサーモレギュレーターなしモデル(ジップ、フラッシュ、スタッシュ)を選ぶのもアリです。
お湯が沸かせればいい方は、サーモレギュレーター非搭載モデルがコスパよし!
軽量・コンパクトさで選ぶ
ワンパックキャンプや登山では荷物を少しでも軽くコンパクトにしたいもの。
軽量モデルの「スタッシュ」ならバーナーとクッカー合わせて約200gしかないので気軽に持ち運べます。
ただし「スタッシュ」は軽量化のために自動着火機能をなくし、サーモレギュレーターも搭載されていません。
軽さ重視ならこちらのスタッシュがおすすめ!
ジェットボイル全6種類を紹介
ここからは、ジェットボイルの全6種をくわしく紹介します。
コスパに優れたシンプル設計「ジップ」
ジェットボイル6種類のなかでもっとも手頃な価格が魅力の「ジップ」。
機能をしぼってシンプルにしているため、コスパ最強です。
とろ火が必要な凝った料理はしない、それほど軽量にもこだわっていないという人にはベーシックなジップがおすすめ。
ただし、ジップには自動着火機能がついていないので、ライターやマッチで火を付ける必要があるので注意してください。
沸騰時間が最速の「フラッシュ」
500mlの水が沸騰するまで約1分40秒と、ジェットボイルシリーズで一番沸騰が早いのが「フラッシュ」です。
さらに、ジェットボイルで唯一、沸騰が目で見てわかるインジケーター付きで、沸騰したらすぐわかります。
アウトドアでの食事はもっぱらレトルトやカップラーメン、フリーズドライ食品など、お湯があればOKという人におすすめです。
驚くほどの軽量化に成功した最新モデル「スタッシュ」
2021年に発売された最軽量モデル「スタッシュ」。
軽量化するためにコージー(クッカーに巻いてある布)や着火装置がついていません。
また、熱伝導率をよくするため鍋底に付いているフラックスリングも、他のモデルよりかなり薄くして最軽量を実現しています。
さらにスタッシュは一般的なシングルバーナーと同様に、バーナーを単独で使用可能!
ただし火力についてはシリーズでもっとも低出力なので、機能面よりも軽量さを重視するワンパックキャンプや登山におすすめです。
料理を楽しみたいなら「ミニモ」
「ミニモ」は他のモデルと比べ、クッカーの形状が違います。
他のモデルはクッカーが縦長なのに対し、ミニモは鍋の直径が大きくて浅いので袋麺も割らずに入れられて便利です。
取っ手も布ではないので持ちやすく、鍋からそのまま食べるときも食べやすいですよ。
機能面が優れているぶん重量はありますが、アウトドアでもしっかり料理をしたい人にはぴったりのモデルです。
頼りになるハイスペックモデル「マイクロモ」
「マイクロモ」は重量約340gとコンパクトなままで機能面を充実させたモデル。
サーモレギュレーター搭載で、ジェットボイルシリーズでは火力が強めです。
自動点火装置付きで、低温時でも使いやすくソロで使うのにおすすめ。
シーズン通してソロでアウトドアを楽しむ人におすすめの、小さくても頼りになるモデルです。
大人数で使うなら「スモー」
「スモー」は2~4人の大人数向けに作られたモデルで、クッカーの容量は1.8Lもあります。
サーモレギュレーターが搭載されているので、お湯を沸かすだけではなく大量のスープや煮込み料理を作ることも可能。
ソロよりもグループで使う機会が多い人は、スモーを選べば間違いありません!
ジェットボイルおすすめ人気比較一覧表
製品名 | ジップ![]() | フラッシュ![]() | スタッシュ![]() | ミニモ![]() | マイクロモ![]() | スモー![]() |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | コスパがいいベーシックモデル | 湯沸かし速度が最速 | 軽量化した最新モデル | 広口浅型で調理しやすい | 低温下でも安定した火力でソロに最適 | グループで使える大容量モデル |
収納サイズ | φ10.4cm×高さ16.5cm | φ10.4cm×高さ18cm | φ13cm×高さ11.2cm | φ12.7cm×高さ15.2cm | φ10.4cm×高さ16.5cm | φ12.5cm×高さ21cm |
重量 | 約340g | 約371g | 約200g | 約415g | 約340g | 約453g |
容量 | 0.8L | 1.0L | 0.8L(調理容量0.5L) | 1.0L | 0.8L | 1.8L |
沸騰到達時間 | 約2分30秒 (0.5L) | 約1分40秒 (0.5L) | 2分30秒(0.5L) | 約2分20秒(0.5L) | 約2分20秒(0.5L) | 約4分45秒(1.0L) |
機能 | – | 自動点火装置 | – | サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 | サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 | サーモレギュレーター搭載 自動点火装置 |
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ジェットボイルの評判・口コミを徹底調査
ジェットボイルに関する口コミをTwitterから調査しました。
良い口コミ
良い口コミとしては以下の意見がありました。
- お湯を沸かすのがとにかく早い
- 風防不要で冬場でも安定した火力
- コンパクトで軽い
コーヒーやカップラーメンなど、お湯を使いたいときにすばやくお湯を沸かせるのは便利ですよね。
低音になる冬の時期や高い山の上でも、サーモレギュレーターを装備したモデルなら火力が安定します。
悪い口コミ
悪い口コミとしては以下の意見がありました。
- 他のバーナー・クッカーよりかさばる
- 注ぎ口から液だれする
- モデルによっては着火機能がない
「お湯の沸騰速度」に特化したジェットボイルですが、登山者やウルトラライト志向の人からは重い・かさばるといった声も。
ユーザーの声を反映し、スタッシュやマイクロモなどの新しいモデルは軽量化を実現しています。
ジェットボイルのよくある質問(Q&A)
ジェットボイルに関するよくある質問をまとめました。
専用ガスカートリッジ以外は使えないの?
他社のガスカートリッジは安全性が確認できていないので、故障やケガをしたときに保証されません。
必ずジェットボイル社製のガスカートリッジを使用しましょう。
炒めもの、揚げものは可能?
ジェットボイルに付属したクッカーは水分を熱することに特化しています。
そのため、付属のクッカーは炒め物や揚げ物には使えません。
オプションの「サミットスキレット」であれば焼く・揚げる調理も可能です。
ジェットボイルを使った料理はクイックレシピを参考にしてください。
ジェットボイルのバーナーに他社のクッカーを乗せて使える?
付属のクッカーを取り外し、付属のゴトクを取り付ければ他のメーカーのクッカーを使用することは可能です。(スタッシュのみゴトク不要。)
専用クッカー以外の好きなアイテムを使えるのはうれしいですよね!
ただし、セットで使うときより熱効率は下がるので沸騰させるのに時間がかかります。
ジェットボイル比較まとめ
アウトドアで「すぐにお湯が欲しい!」というシーンで、ジェットボイルは大活躍!
- 容量や使い方にあわせて選べる6種類
- とにかくお湯を早く沸騰させることに特化している
- シンプル設計で、外ごはん初心者でも簡単に使える
- エネルギー効率がよく、ガスカートリッジの節約になる
- お湯以外でも、料理にも幅広く対応
ジェットボイルはお湯を沸かすだけのイメージが強いですが、茹でる・煮る・蒸すなどの調理もできます。
レトルトやカップラーメンなどのお湯を使う簡単な調理から、鍋物やスープ、パスタなどちょっと手をかけた料理まで使えるのはかなり優秀!
アイデア次第で幅広く活用できるので、キャンプに取り入れてみてくださいね。

